窓とガラスの知識

窓とガラスの知識-Low-Eガラス

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Low-Eガラスとは

LOW-Eガラスは、1980年代ごろから製造された遠赤外線の遮熱や、UVカットに効果を発揮する特殊なガラスです。
1980年と結構昔から製造されている割にはあまり聞きなれない名前のガラスかもしれません。強化ガラスとか、断熱ガラスとか言われれば少しはピンとくるのですがLOW-Eガラス はあまりなじみのある名前ではないのかもしれません。
しかし、欧米諸国ではLOW-Eガラスの普及率は結構高く、約半数の住宅で使用されていると聞きます。日本での普及率はまだまだ低く欧米には及びませんが、最近ではペアガラスや複層ガラスといった高機能なガラスにこのLOW-Eガラスが使用されることが多くなってきているようです。

では実際にLOW-Eガラスはどのような効果をもたらすのでしょうか。
LOW-Eガラスは低放射ガラスとも言い換えることができ、一般的な透明な板ガラスに比べて放射率が低いガラスとなっています。放射率が低いとどうかというと、赤外線を反射させやすくなり、断熱の効果が高くなります。
そのため2枚のガラスを合わせたペアガラスや複層ガラスに使用することによって、断熱効果を高めることができるというわけです。
また、LOW-EガラスはUVカットの効果も持っています。ガラスにUVカットの効果があれば、太陽光による家具や畳、衣服などの日焼けを防ぐことができます。 しかしほとんどは暑さを和らげるための遮熱として取り付けられることが多いようです。