窓とガラスの知識

窓とガラスの知識-曲げガラス

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曲げガラスと効果

ホテルやデパートなどの商業施設などに行くと、曲線を描いたガラスを壁の代わりとして使用していることに気づくことができます。全面ガラス張りの建物などは、こういった優雅な曲線美で建物の存在をアピールしています。また町の景観も美しくなり、集客効果も高いのではないでしょうか。
このようなガラスは、曲げガラスと呼ばれています。
曲げガラスはあらかじめ決められた金型の上にガラスを置き、580℃から600℃くらいまでゆっくり加熱します。高熱によって熱せられたガラスは、自分の重さにより金型にそって曲がっていくので後は、加熱をやめて冷やして保存します。

街中をよく注意して歩いてみると、いたるところに曲げガラスが使用されていることが分かります。お店のショーウィンドウやデパートなどのショーケース、照明器具のカバー、ホテルなど高級な建物の階段の手すり、道路のカーブミラーなどいろいろな所に使用されています。

また、車や電車などの乗り物にも曲げガラスが使用されています。 曲げガラスはその製造過程から普通のガラスよりは高額となりますが、その存在感は人を引き付けることができ、また建物に高級な印象を与えることもできるためある種広告物としても考えることができます。